【FF16】プレイ&雑談記「そして、新たな物語が」

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FF16スクリーンショット

先週(1/27)の段階で「うまくいけば来週クリアできるかも?」と思っていて、Twitter(X)にも呟いたりしたのですが、有言実行! 無事クリアできました! クリアに要した時間は53時間。サブクエストはすべて終わらせましたが、リスキーモブ(モブハント)は半分ほどしかこなしてません。途中、ハルポクラテス先生やヴィヴィアン先生にご教示いただいた(=状況把握に四苦八苦していた)時間が結構長かったので、本当はもう少し短いかもしれません。ちなみにPS5のプロフィール情報によると、FF15は73時間プレイしたらしく…あれれ、FF16のほうがプレイ時間長いと思ってました。あーでもFF15はロード時間長いから、少しはそれで時間使ってるかも?

この記事はゲーム「ファイナルファンタジーXVI(FF16)」のプレイ&雑談記です。ネタバレが多数含まれています。また、攻略記事としてはまるで役に立ちません(誤った情報が載っている可能性があります)ので、ご注意ください。

想いを託す者、託される者

オリジンが出現し、一気に増えたサブクエ。まずは隠れ家のクエストに取りかかりました。相棒の足環、執行者の謎と異端の書(謎のままなのでどこかで回収してほしい…)、慰霊碑の兜、そこに確かにいた者達、その先に願う未来、受け取らなかった飛竜草、現実に立ち向かう者達、自分で見る夢、絡み酒と家族の定義…。それぞれの想いに、願いに、感情に、そして時には自らの心にも向き合っていく…。そのなかでクライヴは多くを託されましたが、同時に他者に託したものもまた多かった。現実の先に続く未来を、叔父さんへ。自分が帰ることのできる場所を、ジルへ。ガブ相手のように、託しきれなかったものもありました。でも、それはそれでよかったのだと思います。

隠れ家を出て、協力者の皆さんのもとへも。ノースリーチの分断の危機を一喝したマダム・イサベラ。彼女の過去から来る想いや願い、未来を見据えるまなざしや言葉の強さは、オリフレム公やサビーヌにそれぞれが思い描く「守るべきもの」が如何に漠然としているか直視させるのにふさわしいものでした。「民」とは、そして「国」とは。時には一言で片付けられてしまうけれども、その単語が内包するものを忘れてはならない…聞いてますかルサージュ卿!(え?)

ダリミルで見た、差別と偏見と得体のしれない不安が生み出す他者への攻撃。これまでルボルがしてきたことに目を向けなかった人々…ルボル自身も目を向けなかったのかもしれません。行いのすべてが善だったとは思いませんし、打算や偽善、したたかな思惑もあったでしょう。でも、大いなる「悪意」に晒されたルボルの虚勢や諦念は寂しくて悲しかった。いえ、悲しい、と思ってしまう気持ちもルボルにとっては痛みに繋がるのかも。根負けして託されそうになったクライヴですが、彼もまた何もできなかった。レンスやドリカといった子供たちの真摯な言葉こそが、融和を生み出した…これから先も艱難辛苦が待ち受けるのだろうけども、そのときにはまた思い出してほしいなと思います。しかし、指示を飛ばすルボルは早口だな。この人、口説く時は饒舌になりそう。

そんなこんなで、現実世界と非常に(非情に)近いヴァリスゼアの人々の心に接しました。大混乱がもたらしてしまう苦しみは自らの罪だけど、それでもと前を向く…向けるようになったクライヴ。ジョシュアにガツンと殴られただけじゃなくて、人と人とのつながりのなかに自分も「いる」のだと実感できたからなのかも、なんて思っています。

ということで、いよいよオリジンへ。「だいじなもの」をひとつ取り逃しているみたいなんですが、何かな…?

光の破片と夢の鍵と未来の色と

オリジンへ向かうそのとき。クライヴをハグして、ジョシュアをハグして、ルサージュ卿もハグしたミドに思わず頬がゆるみました。ミド、やっぱり最強。ニンジン食べさせる約束を取り付けたタルヤ先生も最強。ガブ…こっちまで泣けるじゃないかー! ジル、きっと帰るから待っててと言わせてくれ…。え、トルガルともお別れなんですか! ということは、オリジン内部はダンジョンじゃないのか?

結論からいえば、オリジンでのバトルはほぼイベントバトルでした。□ボタンが表示されるのを見逃しそうで怖かったですが…「R1か?□なのか!?」とアワアワしつつ、何故かSHAREボタンにも常に指を置いていました。撮り逃しもコワイ。しまったぞ、バトル前にアビリティ付け替えればよかったー単体ボス用に!と気付いたのはアルテマとタイマン戦になった後なのですが、本当に大失敗。結果、問題なく勝てはしましたが、ワインダップとギガフレアに頼りきりでした…。闇雲に戦ったので、戦略も戦術もあったもんじゃなかったです。

さて、話は大幅に戻って、バハムートの顕現が解けて落ちてゆくルサージュ卿にあああと嘆く暇もなく、HP1状態のジョシュアとクライヴのぼんやりした会話に気持ちは沈み、ジョシュアの「結論」が腑に落ちたり「終わりの予感」にちょっと待ってーとなったり…。てっきり、ふたりで戦うのかな?そしたらジョシュア無双だなと思っていたのですが、やっぱり(?)最後はクライヴがひとりで戦うのか、そうだよなとコントローラーを持ち直して前述のとおりアルテマを打ち倒しました。

FF16スクリーンショット(ベンヌ湖の夜明け)
FF16SS 夜明け

「幻想」はこれでおしまい。最後かもしれないし、究極かもしれない。これまでの「何か」が消えて、理が変わって、そうして新たな物語が始まる…紡がれ続ける。世界は姿を変えながらまだ続いていくのです。

FF16スクリーンショット(ファイナルファンタジー)
FF16SS ファイナルファンタジー

ところで、クライヴの文才がなかったからジョシュアが書いたのかしらと真っ先に考えたのですが、そんなことはさておき、これがあるってことは(すべてが終わってから書くのではと考えたので)砂浜に打ち上げられたクライヴだけじゃなくてジョシュアも健在で、きっとルサージュ卿も無事でいるのでは!と思ったりしています…。そうであってほしい。クライヴとジルには外大陸を旅してほしいし、ジョシュアは傍観者をやめてほしいし、ルサージュ卿はビンタされてほしい。溜息。

ということで、FF16プレイ記はひとまずこれにて終了。最後、よく聞き取れなかった主題歌がもったいなかった…。しかし、ながーいエンドロール(30分くらい?あった)こそ「人の想いの紡ぐもの」の正体だなと思いました。正解のカタチのひとつは、とても近くにあったのかもしれませんね。