攻略TIPS : バトル編

はじめに

 ベイグラントストーリーはゲームシステムが多少複雑怪奇、そして最初から厳しい戦闘が続くということで「敷居(ハードル?)が高い」ゲームだといわれています。そのために敬遠してしまう人、持っているのにEDまで辿り着けなかった人の率も残念なことに多いみたいです。
 考えてみればベイグラントって1周目が一番難しいんですよね。2周目からは前回データが引き継げるのでかなり楽にレアモンデ探索ができるのですが、1周目は誰しもが厳しい思いをしたと思います。
 ということで、ここでは「詳しい探索はすべて2周目に回すとして、まずはクリアだ!」を目標にいくつかのTIPSを紹介します。

戦い方あれこれ

 ベイグラントはほぼこれ全て戦闘、というゲーム。大抵避けて通れないこの戦闘、アシュレイはいくつかの方法を用いて臨みます。その方法を大まかに分けると次のとおり。

 通常攻撃はその名のとおり、武器(もしくは素手)を用いて1回ずつ攻撃する方法。その他については以降で詳しく説明します(チェインとディフェンスはまとめて「バトルアビリティ」の項で説明します)。

バトルアビリティ

 詳しい説明はアルティマニアなどに譲るとして、ベイグラントで戦闘を繰り広げていく際に要となり得るのがこのバトルアビリティ。もちろん、これを全く使わずにクリアすることも可能ですが、使いこなすと格段に楽になるというシロモノです。

1. チェインアビリティ

 チェインアビリティのコツは「リズムを覚えてボタンを押していくこと」です。チェインアビリティには3つの種類があり、それぞれボタンを押すタイミングが違います。さらに武器によってもタイミングが異なります。したがって、それぞれのチェインアビリティのリズム特性をつかむことが大事。つかんでしまえば結構楽にチェインは繋がります。「!」マークを頼りにしないで体得してしまった方がいいかもしれません。
 また、敵に効果的にダメージを与える方法は相手の特性やアシュレイの状態によって異なってきます。こまめにアビリティを変更して戦うのも有効な手段です。
 ただ、やたらめたらにチェインを繋いでもリスクが溜まっていくだけなので(10繋いだあたりから指数級数的にリスクが上昇)わざとチェインをやめ、また繋いでいった方がいいでしょう。それでもリスクは溜まりがちになるのでリスクを解消させつつ進むのが吉。

2. ディフェンスアビリティ

 ディフェンスアビリティもチェイン同様「タイミング勝負」です。敵の攻撃が加わった瞬間に押さなければいけないので、より難しいといえましょう…実は私も苦手です。
 ということであまり話せることがないのですが(……)、このディフェンスアビリティはうまくやれば攻撃に転じることもできます。「ダメージリフレク」などで敵から受けたダメージをはね返すことによって逆に敵を倒すこともできるのですね。実際、ゴーレムと対戦した時はこれで倒しました。
 一度攻撃を受けて「どんなタイミングでどんなアビリティを使ったらよいか」考えるのがコツだと思います。

ブレイクアーツ

 ブレイクアーツは「自分のHPをMPのように消費して技を繰り出す」ものです。武器によって様々なブレイクアーツが存在し、便利なものからまったく使えないものまで様々です。
 ポイントとしては…チェインが繋げない、繋げたくない時などには有効かと思います。あと、序盤でまとまったダメージを与えられない時など。それから、スタッフのブレイクアーツ「リスクブレイク」はその名のとおりリスクを解消されてくれるもの。うまく使えば効果絶大です。
 ちなみに、ブレイクアーツの習得方法は「ブレイクアーツを覚えたい武器で敵を倒す」こと。敵を倒した数だけ経験値がたまり、ある一定の経験値になると技をひとつ覚えます。

魔法

 魔法は大別して5種類。「攻撃魔法:ウォーロック」「回復魔法:シーアルジー」「補助魔法:ソーサリー」「属性魔法:エンチャント」「移動魔法:テレポート」で、これらを効果的に使うと楽に進めます。なお、魔法はメニュー画面からではなく、アイテムなどと同じように「短縮コマンド」を使って呼び出すと時間の節約になります。魔法の場合はL2ボタン+「○or△or□or×」です。

1. 攻撃魔法(ウォーロック):L2+○

 投射型と放出型がありますが、このうち放出型の一部はグリモアを詠むごとに規模や威力が(威力はLv.4のみ)大きくなります。その一方で命中率は下がります。
 攻撃魔法の使い方は大体他のゲームと同じなのでここでは詳しく述べません。放出型のレベルの高い魔法は一度に複数敵倒せて便利だったりしますが、たまに巻き込まれてしまって自爆するので注意が必要です。

2. 回復魔法(シーアルジー):L2+△

 ヒールをはじめ、回復魔法の数々はいつでも唱えられるようにしておくと安心です。なお、ヒールの効果はリスクが高いほど大きくなり、バトルモードとリラックスモードでも数値が上下します。一般にリラックスモードの方がたくさん回復しますが、盾の属性が神聖属性だったりするとバトルモードの方がたくさん回復します。

3. 補助魔法(ソーサリー):L2+□

 攻撃でも回復でもなく重要なのは補助かも? 戦いやすくなる魔法がたくさんあって、使い方を工夫すればかなり楽に戦えます。なお、アイテム能力をUP(DOWN)させる魔法と属性魔法は共存できません。プロテクトを唱えた後でフロストアタッチを唱えると、プロテクトの効果は打ち消されます。
 また、フィクセイト(浮遊床停止)やアンロック(鍵解除)など実用的なものもここ。…できればパワーアップ系と分離してほしかったなあなんて思ってはいけません(こら)。
 補助魔法全体で一番有効なのは(特に一周目では)「インバリドスペル」だと思います。次に受ける魔法を打ち消すことができる魔法で、これがあればハーピーのバニッシュもリッチのメテオインパクトも(ある程度は)怖れなくて済みます。

4. 属性魔法(エンチャント):L2+×

 属性魔法のコツは基本的に「攻撃属性(アタッチ)の場合、相手の属性の逆をかけること。防御属性(レジスト)の場合、相手の属性と同じものをかけること」です。イフリートに通常より大ダメージを与えたい時は、火の逆である水の攻撃属性「フロストアタッチ」をかけるとよい、といった具合です。
 ただし、属性魔法の攻撃・防御、そしてアイテム能力の増加・減少魔法は同居できないので注意。STR、INT、AGLの効果魔法は無関係なのでこちらを使うとよいでしょう。

リム

 アシュレイさんも敵も「リム」と呼ばれる各部位ごとに能力やHPがあり、そのリムが「DYING」状態となるといろいろな異常が生じます。…といったことを述べてると訳わからなくなってしまうのですが、リムについて覚えておくとよいことは、

リスク、HP、MP

 今まで述べてきたことの繰り返しになる部分もありますが、リスクについて。これ、最初なかなか理解できなくて苦しみました…私だけでしょうか。
 リスクは基本的には「攻撃すること」で増えていきます。また、バトルアビリティを使うことによっても増えます。一番リスクがたまりやすいのは「チェインアビリティを使う」ことで、10回以上繋げるとそこから先はあっという間に100になってしまいます。
 リスクがたまると、命中率や回避率が下がったり、受けるダメージがとんでもなく増えたり(魔法などはリスクの数値にかなり左右されます)とデメリットの要素が多いのでできるだけリスクは下げた状態でいることをおすすめします。
 ちなみに回復方法はアイテムやブレイクアーツ(スタッフのリスクブレイク)などがありますが、その場に敵がいない場合はリラックスモードにして自然回復がいいでしょう。HPやMPもリスク同様に回復します。

アイテム

 ベイグラントにはたくさんのアイテムがあります。これらは全て敵から奪取するか、宝箱から拾うかのどちらかで店はありません。ないんです…買い物するの楽しみだったんですが。
 となると自給自足なので消耗系アイテムはできるだけ温存しておくとよいです。特にヴェラとキュアとマナはないと慌てるので……。自然回復できる時は自然回復して、節約しつつ先に進みましょう。
 また、メニューのアイテム欄に載るアイテムは2ターン目以降に持ち込むことはできません。ラスボス前にステータスアップ系やグリモアは使ってしまうことをおすすめします。