03 プレイ直後キャラクター感想

Ashley Riot / アシュレイ・ライオット

>>バレンディア治安維持騎士団(Valendia knights of the peace)重犯罪者処理班に所属するリスクブレイカー。近衛騎士団時代に暴漢に妻子を殺されるという暗い過去を持つ。が、本編中にその記憶が実は虚偽であると周囲に指摘され、動揺する。「重犯罪者」シドニーを追跡、そしてパートナーであるキャロ、人質であるジョシュアを救出に向かう過程で、彼の運命もまた大きく変わっていくことになる。最終的にはギルデンスターンから「血塗れの罪」と呼ばれる鍵を奪還し、「魔」の後継者に。

 主人公なのに妙に影の薄い人。そして劇中でもっとも魔の…もとい間の悪い人。攫われた人質、そして捕われてしまったパートナーを助けにいこうとするのに、見ず知らずの酔狂者(失礼な)にいきなりスパルタ教育をうける羽目になる苦労人。他人の精神にシンクロし、物事を読み取るというテレパシーみたいな能力を持っています。そのおかげでひたすら間が悪いのもカバー。
 なんかこうして書くとえらく運のない感じですね。それでもアシュレイは「自分=主人公」という図式が成り立ちにくい四角屋ゲームの中では違和感を感じないキャラだったと思います。ベイグラント自体が巻き込まれ&ドミノ倒しなストーリー展開だからかな? イベントにプレイヤーは関われないけど、しかしそれが長すぎなかったのも影響しているかもしれません。
 ところで、言っていることと考えていることとやっていることがそれぞれ皆違うといわれているベイグラントのキャラの中で、彼もまたその傾向があります。……その前に彼はあんまり自分のことを話すような人じゃなかったか。妻子が暴漢に襲われて殺されたというのは、彼の心に暗い影を落としますが、ラスボス前にその辛さは取り去ることができた…と思うんですがどうだろう(最初ティアやマーゴがいきなり魔物に変化するかと思った)。
 劇中ではこの悲しくもやるせない出来事をいろんな人に利用され、彼の心も揺るぎます。だけど「真実は魔都に眠る」。彼自身が封印していた負の過去をも認めたからこそ、アシュレイは無傷で後継者になることができたのではないでしょうか。にしても「どっちなのさーっ」と大混乱しましたがな。結局、妻子が殺されたのも、善良な家族を殺したのも、洗脳を受けたのも全部事実じゃないかと思います。
 そうそう、個人的に「あ、いいな」と思ったのは一貫してキャロへの呼び方が変わらなかったこと。最後の最後でフルネームで呼びますが、ずっと「メルローズ」で通してますね、アシュレイ。そこらへんの配慮が(いくらパートナーとはいえ、キャロとも付き合い浅いですし)嬉しかったです。シドニーとのツーカー加減は気になりますが、それくらいアシュレイが元から魔の能力が強くて、お互いセリフを先読みしていたと考えれば……こじつけか。
 でもって、偶然引き継ぐことになった「鍵」ですが、公爵とシドニーがEDで保証しているように彼はずっとこれを守っていくんだろうなと思います。その重さに押しつぶされることなく、ずっと。……余談ですがここらへんのくだりがどうも幻水1に思えて仕方ありません。そうなるとアシュレイがぼっちゃんで、シドニーがテッドで、ギルデンスターンはウィンディ。……レアモンデの魔は魂は食らわないのかな。
 それにしてもゲーム中の格好もどうかと思うんですが、EDのセフィロスルック(?)はないでしょ…。ちゃんと上を着ろーっ。個人的には回想シーンのシャツ姿が好き。あとはEDの犬と一緒にいるところとか。

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Sydney Losstarot / シドニー・ロスタロット

>>カルト宗教メレンカンプ教団の若き主宰者。メレンカンプとは古代キルティアの魔道師で、この魔道師を崇拝することを目的としているが、その実体は犯罪集団と紙一重といわれている。メレンカンプの負っていた「血塗られた聖印」(=鍵)をシドニーもまた負っている。つまり、彼自身が魔の継承者である。それは、過去に起きた何らかの事件(事故?)に起因するものだと思われるが、作中では明らかにはなっていない。「魔」の管理&利用を巡り、実親である公爵と対立するも、それは互いのためを思ってのことだった。公爵邸襲撃の際に出会ったアシュレイを後継者とするべく、様々な罠を張る。同時に法王庁(ギルデンスターン)と「魔」の所有権を巡って争い、次第に追いつめられていく。守っていた「鍵」を奪われはするものの、アシュレイが奪還したことによって彼の本来の目的は達せられたといえるだろう。

 真の主人公。巨大な猫を背負う人。アシュレイの影がすっかり薄くなってしまったのはきっとこの人のせいに違いない! 酔った台詞回しで信者を騙し、親友も偽り、プレイヤーの考えをも裏切り続けた人です。ていうか…最初のあれからラストのそれを察せというほうが土台無理な話でして、2ターンめで感じるギャップが楽しすぎますな。ちなみに、友人はシドニーのファミリーネームを見た時に「たくさん(lot)失っている(loss)からロスタロット?」と面白いことを言ってくれました。確かに色々失っているが……。
 ゲームも終盤に差し掛かると(羽虫の森あたりからそれは伺えますが)この人が凄絶な生涯を送ってきたことが分かります。生まれた時に何らかの原因で魔に縋ることになり、それ以来、公爵の庇護の下依存している魔を鍵でもって管理してきた。すべてを欺き、目的遂行のためには手段を選ばないのは彼自身が背負うものの重さを誰よりも認識していたからでしょう。もしかすると託す相手をずっと探し続けていたのかも? 鍵を託す相手がアシュレイになったのは、本当に偶然の産物だったんでしょうね。
 序盤はアシュレイの痛いところばかりついてきて、「コンニャロめ」と思ったのも事実。羽虫の森でべしっと叩いたのも事実。謎の暗転で「急げアシュレイ!」と思ったのも……すいません、事実です。だけど、プレイを進めていくうちに一番意思が強いのだ(精神的にタフ)ということが読み取れました。だからこそ最終的に無事目的を果たした彼の魂を留めることはできないし、公爵やアシュレイがそうしたように見送るのが一番彼のためだったんじゃないかな。何度目かに見たエンディングでやっと気付いたシドニーの涙には号泣しましたが……ほんとに、ほんとに、あれはたくさんの想いが込められた涙だったと思います。けど、FFTもだけどベイグラントも短剣で終わるのね……。
 にしても、ストーリーの大半の謎はこの人にかかってくるので目が回る思い。「手足を失ったのは何故?」というのから始まり、「生まれた時に何があった?」とか「最後の肖像画はあなたですか?」とか「死期はいつ?」というのや「そもそも生きてたんだよね…?」というのまで。謎が謎を呼び謎謎です。これらはひとりひとりで考えが違ってくると思うので、それらを知るのもまた楽しいですね。
 最初はあの格好ばかりが気になりましたが、実はそれらには全て意味があったというのは驚きでした。でも、ポリゴンのとキャラデザでは表情が違いすぎるような気がします。私はポリゴンのシドニーの方が表情好きだったりしますが……あの頭にうさみみつけてみたくなったりね。自分で自分を兔というだけあって、本当に打たれ弱かったですが、変にタフなのでうちのアシュレイは妙に感心していたようです。
 願わくば、彼の魂が安らえることのできますように。

FAVORITE ANALECTS OF SYDNEY

Callo Merlose / キャロ・メルローズ

>>VKP情報分析官。アシュレイとともに公爵邸襲撃事件の調査を始め、その後レアモンデに潜入するが、彼とはワイン貯蔵庫で別れている。直後、彼女の足取りが不明になるが、これはメレンカンプによって拘束されていたため。人質であるジョシュア、見張り役のハーディンと共に行動することが多かったが、彼女が見るものは特殊な能力を通じてアシュレイにも届いていた。

 予想を裏切って完全に傍観者だったキャロ。この潤いの少ないゲームにおいて咲く一輪の花……だったはずなのに何をどう間違えたのか。けれども、彼女がいたから話が進んだ部分もある……でもやっぱりただ囚われのお姫さまやるにはもったいなかったと思います。峰不二子を期待したのに。
 彼女もアシュレイと同様、ずっとひたすら「ライオット」で呼んでいますね。面白いなあ。でもその割に凄く心配して無事を祈っている様子はやっぱりパートナー的な立場だけじゃないでしょう(と思う)。恋愛感情を抜いても惹かれるものはあったのでは。多分。……エンディング後希望退職してアシュレイ追っかけそうに見えるのは私だけだろーか。
 彼女はゲームをやる前の期待がひたすら大きかったかもしれません。シドニーとなんか関係があるのか?と疑ってみたり、過去に何かあったのか?と探ってみたり。だってパッケージイラストにもなるくらいです、なんかあるって思ってもおかしくないはずです。なのになのに……ええい、私も未練がましいでしょうか。サマンサの方が女性キャラではしっかり描かれているような気もします。
 ラスト、ハーディンの魂を見送る時の彼女の顔が好きです。スタッフクレジットのイラストは「幻水2のシュウさんだー」と思ってしまいました……格好が似ればそっくりですね……。でもあんなに髪長かったですかキャロ?

FAVORITE ANALECTS OF CALLO

Romeo Guildenstern / ロメオ・ギルデンスターン

>>法王庁直属である聖印騎士団(クリムゾンブレイド)の団長。法王庁の命により、そして自らの「夢」のために、魔の在処を掴んでいると思われるシドニーを追う。巧妙な手口でシドニーを追いつめ、ついにはその力の源である「血塗れの罪」を奪うも、アシュレイによって倒される。最後は魔に食われた?

 シドニーも謎だらけですが、この人も案外謎だらけ。「血塗られた罪」を欲したのは法王庁の命令なのか、自身の独断なのか。独断っぽそうですけれどね。本来の意味での狩人はアシュレイではなく、この人だと思います。魔の力を欲し、利用しようとしたあたりはFFTのヴォルマルフを彷彿とさせるものがありますね。(その後FFTのセリフ集見たんですが、本当にヴォルマルフと考え方がよく似てます)。自分に近しい者を利用し、野望のために捨てるというあたりも。
 それにしても!シドニーの背中をひっぺがしたのは許せんーーっ!!(ばしばし) あまつさえその剥がした逆向きの聖印を自らの背中に貼るとは……そこに居直れ、成敗してくれる! 貼りなおした皮膚がはっきりと分かるのはぞっとしました。あれって自分では貼れないし、サマンサに貼らせたんでしょうか……。
 嫌いじゃないんですが、恨み言は言いたくなる人です。

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John Hardin / ジョン・ハーディン

>>メレンカンプ教団幹部、そしてシドニーの友人(親友)。教団内では実際に指揮を執るなど、実務的なことをしていた。人質としたジョシュアに妙に懐かれ、また彼も心を許すが、それには彼自身の暗い過去に原因があった。物事を透視するという能力を持ち、そのために聖印騎士団の制圧を逃れることに成功するが、居場所を突き止めたギルデンスターンの幻惑によって鍵とは何かを暴露してしまう。

 物事を離れた場所から透視する能力を持つため、序盤でその力をフルに活用していました。「豪放で快活な性格」といわれていますが妙に慎重&臆病なところが印象には残りましたね。あとはジョシュアと仲良しなところとか。それぞれのエピソードが淡白に語られているベイグラントの中でも、ハーディンとジョシュアというのは結構しっかり印象づけられていたと思います。じゃなきゃ不自然に映ってしまうので。なんだかペルーの事件を思い出しました。
 シドニーの理解者であったようですが、友人関係というよりはやっぱり主従関係が成立しているように思えます。友人だと思っていたのはハーディンの方だけ……いや、友人ではあったんでしょうが、親友の領域まではシドニーが踏み込ませなかったんでしょうね。戦友って感じかな。シドニーが真実&本音を語らないということにハーディンはゲーム中に気付いたのでは。今まで目的をもってやってきたことが全て他のものへの隠れ蓑だった、ということが分かった時のハーディンの驚きはかなりなものがあるでしょう。もっとも、あのシドニーは誰に教えるわけでもないと思いますが。
 でも、公爵=シドニーの父親というのはどこで知ったんだろう?

FAVORITE ANALECTS OF HARDIN

Jan Rosencrantz / ジャン・ローゼンクランツ

>>VKPの元リスクブレイカー。アシュレイの元部下だったらしいが、現在は公爵とメレンカンプの間を行き来すると同時に、聖印騎士団とも接触している。アシュレイの能力を「ケース72」として分析し様々な情報をもたらしてくれるが、彼もまた「鍵」を狙う者だった。シドニーの意図にもっとも早く気付き、アシュレイではなく自分にと詰め寄るが、シドニーによって召喚された魔物によって殺されてしまう。

 狩人その2。独自の考えで「鍵」を狙う元リスクブレイカー。口元のあの黄色いのは何だろうとずっと気になってたんですがあれは何? そしてこの人20代じゃないと思う……三十路だと思います。下手したら四十路にも見えるんですが。ベイグラントのキャラの年齢って範囲が意外と狭いですねそういえば。
 彼が鍵を狙ったのは、ガフガリオン(FFT)的な考えがあったからじゃないかな。ドロップアウトしている者特有の考え方で、彼もまたレアモンデの魔を欲した。でもやっぱりそれじゃ駄目なんです。「魔を欲する者には渡せない」というシドニー(+公爵)の言葉はここにもかかってきます。しかし、2ターンめで公爵邸で命令を受けている彼を見た時には「いたですかアナター!」と…最初気付きませんでした。
 喋り方に「ン」を挟んでいるとロクな死に方をしないという典型例。

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Duke Bardorba / バルドルバ公爵

>>引退した今も政界を影で操る権力者。公爵邸襲撃事件時は別邸に滞在しており難を逃れたが、その際に「魔」を見た者ごと邸に火を放てと命令している。25年前に起きた(起こした)地震によって「牧場」と化した魔都を封じ込めようと考えているが、意見が実子であるメレンカンプのリーダー・シドニーと対立、襲撃事件で事実上袂を分かつことに。しかし最後は鍵をアシュレイに託し、その姿を現したシドニーの望みを聞き取り、彼の魂を解放する。

 オープニングとエンディングでしか出てこなかったため、重要な役どころにも関わらず「???」な部分が多い公爵です。シドニー&ジョシュアの父親ですが、この人がシドニーの親父だと分かった時はのけぞりましたね……ハーディンの爆弾発言がクリティカルヒット。そしてエンディングで「あなた……ジョシュアよりシドニーがかわいかったんでは?」と思わせてくれるまさに親馬鹿なところのある人です。
 失念しがちなのですが、政界ではかなりダークなイメージがあったみたいですね。「鎌倉の御隠居」という感じ? それらはすべてあのレアモンデの強大な力を管理保護するため。きっと彼が魔の力を必要としたのは、それこそ生まれたばかりのシドニーを救う時だけだったんでしょう。あとで物凄く後悔したのかもしれないけど。ジョシュアを溺愛した(しているといわれた)のは多分にその罪滅ぼしのため?
 だからこそ、シドニーが魔の力を公爵に使おうとした時、それを頑なに拒んだんだろうな……。春日局が幼い家光の病からの回復を祈るあまり、「自らはこの先いかなる薬も所望しない」と誓ったことを彷彿とさせます。しかしそれで喧嘩してたらしょうがないと思うけど。

FAVORITE ANALECTS OF DUKE BARDORBA

Joshua Colline Bardorba / ジョシュア・コリン・バルドルバ

>>公爵邸襲撃の際にメレンカンプによって人質とされてしまう公爵の愛息。ショックによって口がきけなくなってしまうがハーディンにはよく懐いた。

 この子の肖像画がなんであんなにクローズアップされるんだろう?と思っていたらそういうことだったんですね……。この子自身が物語のメインになっているわけではないので、おかしいなと思いつつもすっかり騙されてしまいました。それにしてもこの子はピリカ。誰がなんといおうとピリカ。置かれている状況といいそっくりだということに気がついたのは実はこのレビューを書いている時なんですが、それにしてもかわいい。20年経ったらあんなふうになるのかなあと思ったりもするのですが、あれよりはもうちょっと肉付きもあって、表情も穏やかで……ラムザになっちゃうぞそれじゃ。逆に、ジョシュアそっくりな子供時代のあの人(ネタバレだから名前書いてもいいですね、シドニーですね)を見ると「なんてかわいいのーっ」となってしまいます。それにしても本当にそっくりですね。父親似?
 ラストでハーディンが死ぬシーンでようやく言葉を発するんですが、そのセリフが↓だったので、「この幼さで死を理解しているの?」とどきっとしました。普通これくらいの子供ってここまではっきりと死を理解するものなのでしょうか?

FAVORITE ANALECTS OF JOSHUA

Lady Samantha (Commandar) / サマンサ

>>聖印騎士団団員にしてギルデンスターンの恋人。多少気弱なところがある。信じていたはずの恋人に裏切られ、命を落とす。

 サマンサさんです。ラブラブです。これでもかこれでもかーっと独り身のアシュレイに見せ付けていただきました。しかしアシュレイってサマンサとかキャロとか「自分に似た波長の人間の精神」に問題がありませんか?(爆) は、そんなことを言ってる場合じゃないですね。
 キャラ説にも書かれている通り、彼女は騎士団員としては向かないんじゃないかなあと思います。キャロのような仕事の方が性に合っているように思われる……どうもギルデンスターンに依存し甘えているように見えたのは私だけ??でも嫌いじゃないです。

FAVORITE ANALECTS OF SAMANTHA

Lady Neesa (Commandar) / ニーチ

>>聖印騎士団団員。男勝りな性格。ティーガーと共にゾンビと化したグリッソムを追いかけるが、「真実を伝える役目がある」とティーガーにいわれ魔都を脱出。

 サイメビのキディさんみたーいと思いました、最初。あんまり印象は強くはないんですが、でもエンディングのシーンは名場面だと思います。あとは、サマンサと話をしていて、後からギルデンスターンが来た時の彼女とサマンサの(ギルデンに対する)対応の違いとか。もうちょっとサマンサやアシュレイに絡んでくると面白かったのかもしれません。

FAVORITE ANALECTS OF NEESA

Sir Tieger (Commandar) / ティーガー

>>聖印騎士団団員。ニーチと共にゾンビ化したグリッソムを追いかける。魔都の崩壊を察知し、ニーチを先に脱出させると同時に自分はグリッソムとの決着をつけようとその場に残る。

 もし仮にベイグラントストーリー2なるものが出るとしたら、この人がまっさきに出てきて主人公を拾う……というストーリーには絶対ならないでしょうね(謎死)。ティーガーもニーチ同様、そんなにストーリーには絡んできませんが、ゾンビと化したグリッソムを見て決着をつけようとする、そして魔都に関する真実を伝える役目があると考えるあたり、頭の堅い人ではないようです。
 ラスト…はやっぱりグリッソムを倒して瓦礫の下敷になったのでしょうか?

FAVORITE ANALECTS OF TIEGER

Father Grissom / グリッソム

>>聖印騎士団団員にして僧侶。兄デュエインの仇とアシュレイを狙う。身に余る魔力を手にするが、アシュレイ(&シドニー)によって倒される。しかしその魂に怨念が残っていたためかゾンビ化。潔癖症。

 ゾンビになったこの人が出てきた時「うおー、付きまとわれたら嫌ーっ」と叫びました。が、ティーガー&ニーチがグリッソムを追いかけてくれたためにアシュレイのところには来なかった……安心しましたがなんだか気の抜けた部分も。
 にしても、神に仕えているのですよとか真顔でいう癖に、呼び出したのはしっかり「魔」。…オイオイオイ。似非僧侶なのでしょうか、それとも純粋に神を信じていたために生じた罠だったんでしょうか。

FAVORITE ANALECTS OF GRISSOM

2000.03.01