同人誌作成つれづれ話

同人誌作成メモ

以前発行したFFT同人誌「VERSUS」をこのたびサイト&pixivに再録したのですが、この本はものすごーく久々に(8年半ぶり)出した同人誌。そのためか何なのか段組などで失敗したー!と頭を抱えたりもしました。程よい読みやすさというのを失念しており、妙にすかすかな紙面になってしまった次第です。そして以前の本はぎゅうぎゅうすぎで、今読むと読み辛い…。兼ね合いが難しいです。今も「これだと…やっぱりぎゅうぎゅう?すかすか?」と悩むのですが、私の本は基本的にちょっとぎゅうぎゅうかもしれません。

さて、そんなことを思い出してみると、今まで作った同人誌についてもつらつらと思い出してしまいました。あんなことこんなことあったでしょー、といった具合です。ということでちょっと書き連ねてみました。ちなみに、「同人情報」の方には今まで出した本のリストを掲載しています。興味があるぞという方はぜひどうぞ。

1)初めて作った同人誌(個人誌)
元々はサイトで作品(二次創作小説)を掲載していたのですが、ベイグラントストーリーのクリア時に「これは何か書きたい!」とばーっと書き下ろし&再録によるコピー本「A RAINY DAY」を作ったのが初めての同人誌でした(2000年4月)。でもどんな装丁だったかいまいち覚えてないのです…一緒に出した無料配布本「VARY AND STEP A DANCE!!」(こちらもコピー本)も装丁が曖昧。

2)初めて印刷所にお願いした同人誌
何冊かコピー本を作った後にオフセットで作りたいという野望がむくり。そうして作ったのが「SEASHORE」(2000年10月)です。表紙は1色刷りで紙はマーメイドだったかな? シンプルなのをと思ったら予想よりシンプルになってしまって「デザインセンスというものを持ち合わせていない」ことを痛感しました…。

3)こんなふうに原稿をつくってました(2000 – 2007)
表紙…最初のうちは原稿用紙に打ち出していましたが、03年頃からPhotoshopやIllustratorで作ったデータをCD-Rに焼く(印刷所に依頼する場合)、という方式に変化しました。使ったソフトはPhotoshopのほかにIllustratorやVisioなどです。写真を加工してみたりPhotoshopのフィルタをがんごんとかけて絵を作ったりしていました。タイトルのフォントはそのとき好きなものを使っていますが、「Fletcher Gothic」「Optimum」が多めです。また、表紙を描いていただいたものもあり、それはもう宝物であります。
本文…Wordで本文を作っていました。中表紙→本文→まえがき→本文→(なかがき)→本文→あとがき→奥付といった構成でよく作りましたが、このうち中表紙やまえがき&なかがき&あとがき、奥付についてはIllustratorやPhotoshopを使うことが多かったです。小説部分のフォントは「MS P 明朝」を使っていましたが、プロポーショナルじゃなくて等幅フォントにすべきでした…。昔はこちらが好きだったのですが、今読み返してみるとちょっと読み辛いです。文字組みは27行×30文字、2段にしてヘッダ(天)にタイトルなどを書くことが多かったです。

4)一番時間がかかったと思う同人誌
文章に四苦八苦して時間がかかった(これは毎回)ということではなく、レイアウトなど原稿そのものを作るのに時間がかかったのはオフセットではたぶん「第1回畏国縦横無尽ウルトラクイズ 」です。すべての行程を文章で書くのが難しかったので途中のチェックポイントをダイジェストみたいにして作りました。それでページ数の節約はできたのですが、ダイジェストの部分をIllustratorで作ったら思いのほか時間泥棒でした。しかしながら今まで作った本の中では一番ノリノリで作ったでしょうか、勢いだけはある本になりました。楽しかったです。
コピー本の場合は「ベイグラントストーリーファンのためのサンテミリオンレポート本(仮)」が時間がかかりました。これは小説ではなくてレポ本なのですが、すべてIllustratorで作成。あちらこちらにイラストめいたものを入れたりしてたら、こちらも時間泥棒となりました。こたつに入りながらノートPCで夜な夜な作った記憶があります。
今だったらどちらの本もInDesignを使うのかなあ…。

とりあえずこんな感じでしょうか。表紙に使った&使いたかった特殊紙なんかも書いてみるのもよかったかも。でも紙の名前をあんまり覚えていない…。昔はあれもいいこれもいいでもセットに入ってないと涙をのんだこともありました。本文用紙は上質紙が得意ではなかったのでハイバルギーやコミック紙を使っていました。

ああ懐かしいと思いつつ、今回はこれにて。