自分のための再録本!

同人誌作成メモ

Adobe InDesignの手習いとして(?)自分による自分のための再録本を作ってみよう!という名目で、今月上旬に今まで書いてきたオーバル話(オーランおよびバルマウフラが出ている話)の編集作業をしました。混乱しつつだったのですが、なんとか入稿したのは9日のこと。
そして、その本が本日届きました…! うわーい!

1冊だけ頼んだのにおかしいな、2冊来ました(余部ですね)。ありがたや。
本文196ページ、文庫サイズの「薄い本」です。
※今は同人誌全般を「薄い本」っていうのかよく分かってませんが、まあ一応。

表紙(上の画像)については、Pixabayで見つけた写真画像と占星術画像をフォトショであれこれ加工したものを作成。本当は鳥が数羽飛んでいましたが、一羽にしました。いや、今のフォトショの機能はすごいですね。「コンテンツに応じた塗りつぶし」で除去したのですが…もう楽で楽で仕方なかったです。すごいなー。
なお、使用した紙は「ペルーラ」、少しキラキラしている紙です。そこにマットPPをかけました。

ノド(内側)の余白が少なかった…!!!

さて、本文を見てみましょう…。
…ノド(内側)の余白がやはり少なかった…! 甘い気持ちで「大丈夫だろう」と思っていたのですが、思い切り開かないと文字が読みづらいという具合になってしまいました…。ううむ、難しいですね…。
刷り具合などに関しては、とても良い感じに仕上がっていました。よかった。

目次のページ番号…(がっくり)

入稿後に気付いてしまった「やらかした!」案件は中表紙なのですが、目次のページ番号を更新前のものにしてしまっていて(目次は自動生成できるのですが、中表紙を作ってからもう一度ページ番号を設定し直したのです)、本当は2ページから本文が始まるのですが、「4ページ」始まりになっています。
しかしながら昔の同人誌は表1表2もページ数に入れて、本文のノンブルは「3」からスタートさせることが多かったと思うのですが、今は「1」からふってもOKなのは嬉しいことです。※印刷所さんにもよりますので、これから本を作るぞという方は印刷所さんにご確認ください。

ということで本ができあがりました。ここからはInDesignでの作成について少しだけ。

今回は最初にちょろっとだけAdobeのチュートリアルを見て、後は検索検索試行錯誤といった具合でした。小冊子の作り方とか同人誌小説の作り方とかあれこれそれこれぐぐったのですが、あることはあるんです作り方。でも理解がまるで及ばなかったりなんとなーく理解したような具合だったり期待した挙動をしてくれなかったり…そんなわけで私の作り方を今後どこかで公開しても、それが参考になるかは分からない…といった具合です。でもまとめておいたほうがいいのかな、未来の自分のためにも(?)。

特に、余白や行数、文字数などをふんわり決めてから後で微調整する(校正もレイアウトによって変える)タイプの自分にとっては、一度決めたら最後(だと思うのですがどうなんだろう)、あとはグリッドツールをちまちまと修正するのに手間がかかるInDesignは本当は向いていないのかも。いや、これって自動で調整してくれないのかな、と今でも思うのですが…Wordだと良くも悪くも行数&文字数などページ設定を変更するだけでOKなのですが…。うーん。勉強不足。大体、何を言っているのやら…。

InDesignの画面はこんなかんじ

とはいえ、作ったマスターページをいじることで全体設定を(ノンブルとか柱とか)変えることができるのは楽でした(Wordでも同様のことはできますが)。ちなみに、今回は奇数ページに作品名、偶数ページに本のタイトルを記載しました。

レイアウトグリッド設定のダイアログ

そんなこんなでレイアウトグリッドの設定はこんな具合です。
一度ヒラギノを使ってみたかった!ので、ここでついに使いました。フォントサイズが11.994Q(級)となんだか中途半端な数字なのは、8.5pt(いつも同人誌作成で使っているフォントサイズ@Word)を変換させたためです。
余白は前述のとおり、足りなかったー失敗したー! でもこれ以上増やすと行数が16行になってしまって、それはそれですかすかな感じになってしまってああどうしようという具合だったのです…でもちょっと失敗。あと2mmノドにほしかったです。天地の余白については大丈夫でした。

最後に、今回作成した本に関する諸データです。
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サイズ:文庫 ページ数:196ページ
表紙用紙:ペルーラ スノーホワイト・180kg
本文用紙:書籍用紙72.5kg(淡クリームキンマリ)
遊び紙:上質紙 アイボリー ※これに関しては予想より厚かった…失敗
使用印刷所:ちょ古っ都製本工房
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面白かったので時間があったらまた再録本を作りたいと思いつつ、誤字脱字に関してはこれから読んで探したいと思います…。あるに違いない。

◆参考にしたサイト・記事はこちら◆
烏森文庫
BOOKHOUSE
InDesignで小説同人誌(文庫)を簡単に作る~第一回(レン高原で待ってる)
InDesignで小説本の組版を作る方法とは?実例付きでやさしく解説
なんでやねんDTP