ICO

PS2購入時に買ったゲームはICO。きれいな背景にうっとりしつついざスタート。しかし実際は高所恐怖症にはしんどいゲームでした…。でもきれいだから…←ワナにはまった

20021215-1 : PS2購入!

 買うぞと決めてから半年、ついにPS2を買いました。ゲーム機を買うのはPS以来5年ぶりです。買う過程にもどうしようどうしようと迷うなど色々あったのですが、そいつはさておき、ゲームソフトを買うのも数えてみたら実は2年ぶりでした(笑:ベイグラントストーリー以来)。いやはや、久しぶりにおニューのゲーム機でおニューのソフト(ただしベスト盤)をやることになった次第です。というわけでICOをプレイすることにしました。
 他にもFF10とか幻水3とかゼノサーガとかKHとかやってみたいソフトはあったのですがまずはICO。でも正確にはその前にベイグラントのEDをPS2でまっさきに見たというのが本当のところです。

20021215-2 : 怖い怖い

 ICOをプレイする決め手となったのは、公式サイトの美しさ。と同時にどこかベリー(ベイグラント)を連想させてなんだかうふふだったというのもあります。でもベリーに似ているということは本来私が苦手なジャンルであるはずのアクション&アドベンチャーなわけでさてはて…と思っていたらやっぱりこれは厳しいかもと思い始めているセーブ直後。は、早すぎでしょうか。
 少女の救出はそれにしても不思議な気分でもあり、ほんわか気分でもあり。このふたりに待っているのって幸せだといいなあと思うのですが…どうなるんでしょう。そしてやっぱりへっぽこなイコは少女を無事守りきれるのでしょうか。はなはだ不安です。それにしても雰囲気ラピュタで思わずうっとり。

20021216-1 : 空の城と高所恐怖症

 その後物語は進んでいるのかいないのか、分からぬままに少女の手をひっぱって鎖の広間を抜け、階段を昇り、そうこうする間にカゲに何度もやられ(ちくしょう)、少女の「イヤイヤ」に深い感銘を受け、しかし一番思うのは「高所恐怖症にはこのゲームはきついっす(T_T)」です。辛いです、かなり。ただいまコンテナ&クレーンをやったのですが、いやがる少女より私が嫌でした。思えばラピュタでパズーがあちこち行って落ちかけるのを見るのも怖かったですし、ゼノギアスのバベルの塔はもちろん怖かったし、FF7のニブルヘイムも怖かったし、ベリーの大聖堂もちょっと怖かったし、嗚呼。ベリーの場合は落ちてもたいしたことないのでいいのですが、ゼノギアスのバベルの塔の怖さといったらまったくまったく。
 しかし何故かもうここまで!と思ってもまた始めてしまう不思議さがやはり魅力かも?なイコです。 でもやっぱり怖い! 比較対象がベリーなのはあれですが、ベリーのほうがまだ怖くないです

20021216-2 : 先回り

 もうここまで!と思っても何故かまたPS2をつけているあたり、ICOとはちょっとした間にプレイできるという点でとてもグーなゲームです。ということで正門から戻り、広間を戻り、いざ墓場へ…この長い階段を抜けたらカゲがぞろぞろと出てきやがってくださるのですが(日本語が変です)一度目はあえなく少女ヨルダを穴の中に放り込んでしまいました…。ごめんなさいごめんなさい。ということで2回目。オラオラオラオラオラ〜とジョジョか何かのようにイコが棒を振り回し、ヨルダがさらわれたら先回りをし、引っ張り上げ…苦闘十数分の末になんとか勝利を収めることができました。ば、ばんざい。ICOはこんなとき音楽とか鳴ったりしないのですが、気分は「ちゃちゃちゃーちゃーちゃーちゃっちゃらー」です。FFか>自分
 しかし疲れたので今日はここまで。明日もまた高所恐怖症とカゲに怯えるイコなのでした。

20021217-1 : 地に足をつけたい

 ICOのスタッフさんは果たして高所恐怖症ではないのか、それとも高所恐怖症がゆえにこんなゲームを作ったのかとついつい勘繰りたくなるのですが、そんなわけでICO3日目です。まずはカゲ再戦。いったん中に入ってハコをテラスから落としたら出てきました、カゲ。ちくしょう僕のヨルダを返せーっとどこか間違っている怒鳴り声をあげたかどうかは分かりませんが、ちくしょうちくしょうと派手に戦いなんとか勝利。カメラワークが自動なので、イコはどこにいるのか、ヨルダを見ていると分からなくなってしまうのがちょっと困りものです。うう。
 そしてその先では封印の扉…が届かない。ということでまたしても上に昇ります。いやだーこんな高いのはいやだー! …なんかICOでは高いところがダメダメという発言ばかりしていますが本当なのだから仕方がありません。なしてこんな高所ばかり…(しくしく)。ともかく、鎖をよじのぼり、壁を伝い、飛び移り、ゆらゆら反動をつけてジャンプしたら…なんですかこのカゲの数は! うじゃらうじゃらと出てきましたよ!こんなの無理ですよ!と思わず絶叫。本当にとんでもない数のカゲにまずは一度ゲームオーバー。2回目も同じ轍を踏みそうだったのですが、なんとかふんばって何度もヨルダを引き抜き、カゲをぶん殴り、そうした末でカゲを倒してひと安心。いやはや…。
 しかしこれでカゲと戦うのと、高所からジャンプ、どちらがいいと聞かれたら結構迷うですね。

20021217-2 : 夢を見た

 さて、ここでちょっとインターバル。ICOを連日ちょこちょことやっているのですが、そうこうするうちに夢を見ました。以下、ベイグラントストーリーをプレイしたことがない方は読み飛ばしてください。
 端的に申しますと「羽虫の森」でした。手は繋がないものの、シドニーが一緒にいる!とちょっとびっくり、でも嬉しかったりしたのです。プロテクトをかけてくれるのね〜!と…まあ、はい。ライムストーンなどでは何故かキャロ。だからヒールは無理だって言うのに…と無表情アシュレイさんはますます無表情でした。インターバル終わり。しかしそんなベリーもやりたかった…。

20021217-3 : ヒョオオオオオオオ

 続いて風車です。風車そのものはそんなに怖くありませんでした。登って登って登ってジャーンプ! よじよじよじ、えいやーっと風車のてっぺんに辿り着けばなんとか…なんと…か…って何だその崩れかけの柱はー! ここでやっぱりくらくら。ヨルダちゃんは下で遊んでるし、しばらく下で遊ぼうっかなーと思いつつなんとかよちよち歩きで進みます。走ろうと思ったらふいに通路が狭くなっていて、崖下にまっさかさ〜ま〜に〜♪ということにもなりかけ、やっぱりどきどき。レバーをひいて、怯むヨルダに頼むから来てくれ、こんな橋の上は私だって怖いんだー!と泣きつきつつなんとか風車もクリア。しかしこれ以上は心臓が持たないのでいったんお休みをば。

20021217-4 : 慣れてきた?

 鳥の音が心地よい…と感じているヒマがあればいいのですが、そんな訳にもいかないここは石柱。しかし実際イコがここまで来るのにかかる時間ってやっぱりあまりないような気がします。少なくとも1日かそこらのお話なんじゃないかなあ…食べ物なさそうですし。でもだからといって物語の深みがないかといえばそんなことは決してなく、密度の濃い1日なのでしょう。もっとも、生きるか死ぬか(むしろ死にまくり…)なのでそんなことを思うのもまたこの記憶が遠いものになったとき…って遠いものになることができるのでしょうか、我がイコは!
 ということでガケを降りるなどというちょっとイヤンなこともやりつつ、そろそろヨルダをひとりにしておくのにも不安を覚えつつ、なんとか巡って、ハコを落とし、ちょっとなれてきたかもしれないと思いながらカゲさんをボカスカ倒し、そしてまたひとやすみ。物語はいよいよ中盤です。
 中盤です。やっぱりカゲと戦う方が気が楽です。高所だけはダメだ…。ううううう。

20021218-1 : あの地平線〜♪

 ヨルダを見て誰かを連想するなあと思ったらそれは「ON YOUR MARK」の少女でした。ということで物語は進みに進みます。攻略サイトさんを横目で見ながら石柱を踏み、カゲを倒し、東の闘技場ではあっちに行ったりこっちに行ったり…もちろんカゲを倒すときはしっかと手はつなぎっぱです。放してなるものか〜。
 そんなこんなでシャンデリアの広間まで戻ってきてみたもののそうしたらあっというまにさらわれてゲームオーバーになってしまいましたヽ(゚ロ゚)丿 これは先回りしてわざとさらっていただいて、追いかけて追いかけて引っ張り上げて外に出た方がどうも早いのではと思います(非道だ)。うーむ。それにしても空中回廊ではどこまでもラピュタを連想してしまいました。このシステムでラピュタ作ったら面白いかも…しれません。

20021218-2 : 不思議の城のヨルダさん

 不思議なのはこんな城をどうやって作ったかということと、なぜ上に高い城を作ったのだろうということと(城ということを考えてもちょっと極端なような。つい三毛猫ホームズを思い出すのですが)、何のためにということと。ゲームとは程遠い部分にあるICOですが、この城に関していえばどこまでもゲーム的だなあと思います。はい。
 シャンデリアの広間からやり直して今度は滝へと移動します。イコの単独行動は自分が危険というわけではなく、やっぱりヨルダさんが心配になるのが不思議でもあり当然でもあり。滝の先にある不思議の石扉を開けるためにはまず水を止めなければ!ということでヨルダさんを連れて水車小屋へレッツゴー。その途中で隠し武器を取得。それにしてもカップがせりあがる前にボールを置かなかったので散々な目に遭いました。そうして水車に乗ろうとしたらですね、落っこちまして、あ〜れ〜という間もなく滝壷にボシャン。どこだどこだ出口はどこだとやっているうちにヨルダさんの悲鳴が!ヽ(゚ロ゚)丿 間に合わない〜と慌ててバシャバシャするも、やっぱり間に合わずに…嗚呼。ごめんなさいごめんなさいと再度やりなおし。今度はうまくいきました。めでたし。
 物語はどのへんから終盤なのか分かりませんが、これ以上高所がありませんようにと祈る気持ちでいっぱいになりつつ、さらに逃避行は続きます。

20021220 : 出口?

 昨日は忘年会により休憩。ゴンドラからスタートしたのですが…高所はどこまでも続くよヽ(T-T)丿 味わい深いゲームであるのは確実なのに、残念ながらかなり辛いです。うう…。しかしなんとしてもEDは見たいのでなんとか進みます。ゴンドラ抜けたところでカゲにヨルダさんをさらわれ失敗し、給水塔で高さに怯え、またもや落っこち、そして出てきたのは西の闘技場。床がたくさんあると落ち着きます。と思ったらカゲが! ぼかすか殴ってなんとか勝利を得ました。

20021221-1 : 運命という名のうつわ

 ただいまクィーン戦真っ最中ですが心臓にあまりにも悪いので(考えてみればICOはアクションでした)少し休んでおります。はあ…怒涛の展開と申しましょうか、西の鏡をつけるところなどもどきどきしどおしだったのですが、正門に降り立ってからは怖いし先は気になるしで一気に進めることに。ヨルダさんのアップがかぎりなく美しかったとかそういうことはおいとくとしても、でもどうしてこういうさだめになってしまったのかということはとても言い尽くせないものがあります。
 ところで、もうすぐクリアという段になって気が付いたことのひとつに、視認性の問題が。暗いのでよく見えず、目をこらしまくっていましたがよく考えれば「節電モード(暗い)&リビング(ますます暗い)」のペアで一体何をか言わんといった具合だったのでした。嗚呼嗚呼。それにしても橋から落っこちた後のイコを操作するのはものすごく緊張しました。つ、辛かった(T_T
 行き着く先はそして祭壇。最後に最初の場所に行くというのはとても好きなパターンです。しかしヨルダさんの石化状態も悲しいのですがそれよりカゲ53人衆…。子供のカゲばかり53人…イコのたどるはずだった運命をたどった子達。それを見てなんともいえぬ心境だったのですが、別の意味でもうひとつ。「魂の器」…別の人を連想しました、ごめんなさいごめんなさいごめんな(転落)

20021221-2 : 霧の晴れた空

 クィーン戦は攻略サイトさん片手にゴー。悲しいし怖いし(しかし高所ほどの恐怖感はない)で散々だったのですが、最後に剣を取ってくるのにどうしたものかと試行錯誤しました。すなわち、石像のどれくらい後ろからだったら大丈夫なのかということなのですが、結構後ろまで下がっても大丈夫みたいです。そして緑ラインが過ぎたら走れ走れ走れ〜!間に合った〜! もう勝ったも同然でそこで再び思わずタメイキ。確かSRWαのときもこんな感じでした…ベリーは最後までクリアできるか微妙だったのでそんなことはなかったのですが。
 EDも最後までICOらしさが。映画とかで見ることができたらいいかもなあと思いつつ…ふと永遠の闇を連想したのは気のせいです。はい。実際には結構うるるとくるものがありました…崩れいく霧の城。ヨルダ。初めてヨルダの本意に触れたのに、こんな悲しくていいんだろうかと思ったり、そういえばベリーも崩れいく場面で呆然としてたっけなあと思い出したり。うう。まだ頭が混乱していて何も語れないのですが、謎は謎でそっとしておくのがいいのかなとも思います。スタッフロールの後のEDはグーでグーでした。