第21回 FFTに見る建築様式

 ガリランド、ドーター、ザランダ。ゴルランド、ベルベニア、ゼルテニア。これらの都市の町並みにはある共通点があります。それは「建築様式」。もちろん、美しく整ったところもあれば、スラム街一歩手前という場所もありそれは様々なのですが、これらの都市に限らずFFTの世界に登場する建築物には何らかの共通項があり、それはFFTの世界観を統一する上でとても重要な役割を担っているといえましょう。

 この様式は「ハーフティンバー」と呼ばれるもので、主に中世ヨーロッパ、特にイングランドで多く用いられた様式です。建てられた時代から「テューダー様式」とも呼ばれているんですが、実はこれは本当は別物。テューダー様式とは、「後期ゴシックからルネサンス様式への過渡期の様式で,垂直様式にゴシックのなごりがあり,細部の装飾にルネサンスの影響がみえる」建築様式のことでその代表格はハンプトン・コートの大広間。でも時代で様式を語るならばハーフティンバーもテューダー様式の一例なのかも?

 ちなみに、ハーフティンバーの特徴は白塗りした壁に黒い樫の木を張り渡していること。これに更に三角屋根と煙突が加われば完璧(?)。そしてFFTの場合もっぱらこの屋根に登って戦闘を繰り広げるわけです。もっともこの様式が反映されている都市はドーターとザランダだと思うのですが、このうちドーターはFFT随一の美しい町並みを誇っていると思います。きっと将来に渡りこの町並みは変わらないんだろうなとも思ったり。また、「恋に落ちたシェイクスピア」に登場するロンドンの町並みも、FFTの雰囲気を探る上ではなかなか面白い材料ではないでしょうか。実はそっちばかり目が行ってストーリーそっちのけけでした。

 その他、城や寺院の建築様式ももっぱら中世ヨーロッパを反映しています。その中でも特に雰囲気が似ているのはやはり英国。FFTの建物に共通する素朴で無骨な雰囲気がそっくりです。だけど城などの様式についてまで書くとなると勉強不足なのでここでは割愛。どなたか書いていただけませんか?

1999.06.01