第18回 勢力分布図

 さて、話をFFTに戻すとして、かねがねFFTでいわれているのは「人の流れが歴史を動かす」ということ。登場人物が実に多いFFTですがその立場背景はひとりひとり違います。ということで勢力分布図。基本的にそのキャラの「最終登場時」となっています。

 ラムザ派なのかそうでないのかはなんとなく分かるんですが、ホットなのかクールなのか…なかなか分かり難いところです。たとえばオーランは説明などでは「沈着冷静」と書かれているのですが、ゲーム上のオーランってどう考えても熱血。ラムザも凄くホットなのだろうけど、ホット加減に違和感があるという感じもあります。

 ところでディリータなのですが、考えてみたらこの人、どっちつかずなんですね。どっちにも偏らない人。独自路線をいってるんだと思います。性格も…ホットなんだかクールなんだか分からないということでいつのまにかまんなかにきてしまいました。まあ本人はクールぶっているけども実は激しやすい(ヒステリー持ち)のは周知のとおりなのですが。

 性格上でもっと分からないのはオヴェリアさんで(次のコラムにも書きますが)、登場回数が少ないからかな…と思います。でも、もっと登場回数が少ないバルマウフラはその回数を活かしきって彼女の性格を把握させるのに成功していると思うんです。ガフガリオンもそうですね。

 前々からいわれていることを考えると、やっぱりFFTって人物像が掴みにくいのかもしれません。

1999.04.17