アナベラ考

もはやうろ覚えで申し訳ないのですが、アナベラはオリヴィエを産んだときに、我が子がドミナントでないことに絶望しなかったんだろうか?

色々間違ってるかもですが、それでもよければー!

ロザリアでは、ドミナントは大公家に連なる者に生を受ける→そうでない者(只人)を産んだ場合の母親への蔑みが凄まじい。このことは彼女自身が最期のほうで叫んでいたことですが、「クライヴが(当時)只人として産まれてしまった&彼が優秀だった」ことが彼女にとっては第一の悲劇だった。いわゆる「世継ぎ」を産めぬ腹として屈辱的なことを相当言われたんだろうし、プライドはズタズタだったでしょう。その後、フェニックスのドミナントであるジョシュアを産んだけども、溺愛しつつも虚弱な我が子は彼女の存在価値を否定するものだった。ここまでの苦しさはなんとなく分かります。

しかし、その後の彼女の暴走は「さすがにそりゃないわ……」ですが、次に産んだ子(オリヴィエ)がドミナントでもなく何の力も持っていない「凡庸な子」だったことに彼女は向き合えたんだろうか。血を尊んでいる自分が当たり前に手にすることができるはずの「幸せ」だったり「宝」だったりするものが酷く遠い。「世界」からの三度目の否定は彼女の心を闇に向けさせたんだと思います。絶望からも目を背けた。そうして、その末に。

いやでもやっぱりそりゃないわ、ではあります。おっまえ、殿下の心をズタボロに傷つけやがってそこに直れー!! などとプレイしながら叫んだのは私です。がうーがうー。

ところで、やっぱり十二国記の頭なので、ドミナントが死ぬと次のドミナントが世に現れるというのがどうにも麒麟ぽくて「そうしたら故意に殺害したら国が滅びるのでは?(拡大解釈)」などとも思ってみたり。

2024.06.16